ヴァーチャル 漢口 あるいは 「歴史の共有」
ヴァーチャル漢口は19世紀から現在に至る漢口史研究のためのプラットフォームです。科学的論文、アーカイブ文献、写真や地図など様々な種類の資料を収集することを目的としています。それらは中国の資料にとどまらず、イギリス、ドイツ、フランス、ロシア、日本の漢口租界時期(1861年から1943年)のものも収集の対象にしています。また、公文書だけでなく、民間ソースの資料も含まれます。このようにして、文書資料と同様に画像 も、中国資料と同様に他国資料も全て元にして分析することで共有できる歴史を構築してみたいと願っています。ICT とGISの利用で、機能性の高いこのデータベースは長 い時間軸における空間事象の新しい読み取りを可能にし、「共有遺産」保存のための貴重な情報を提供してくれることでしょう。
Last update on Tuesday 18 December 2012 (23:41) by Dorothée Rihal